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林田浩一事務所
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『つくる』に向き合う企業や個人の成長戦略を、「デザイン」や「ブランド」に軸足を置いた事業戦略・商品戦略で支援しています。

モノ/サービス/人・・・いずれにせよ魅力的に『つくる』、そのカギは『企業の創造性×表現力』です。
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2007年06月19日

270km/hの読書

先週、大阪まで新幹線で出張してきました。
日頃の移動はクルマを自分で運転してのパターンが多いので、移動中手ぶらで片道2時間少々時間が取れるのは久しぶりです。

はじめは、シゴトの整理をするのに使おうと思ってノートを拡げたのですが、新幹線って結構揺れるんですよねぇ。(車輪で地上と接したまま、空気を切り裂きながら270km/hの速さで走るんだから、考えてみれば当然ですが。)

で結局は、読めそうな時に読もうと思っていつも何冊か持ち歩いている、買ったきりの本をやっつけることに。

行き帰り共にiPodの音楽をBGMして、じっくりと読書の時間を取ることができました。


今回読んだ本は、『スープで、いきます 〜商社マンがSoup Stock Tokyoを作る〜
この本、商品企画・事業企画の参考書として読んでも面白いです。

その中で、事業コンセプト・イメージを一貫して共有する為の道具立てとして、初めの事業企画の段階から、物語仕立ての企画書、ブランドイメージを擬人化したプローフィールなどが使用されたエピソードが紹介されています。

この目標とするイメージを一貫して共有する、というのがナカナカ難しいことで、気をつけないとあっという間に伝言ゲームでもしているかのように、プロジェクトに関わる色々な人がそれぞれ勝手な解釈をしている、という笑えない事態が起きてしまいます。


ワタシの場合は、コンセプトを商品やサービスに落しこんでいく中で、ターゲット・ユーザー像や、商品やサービスが備えるべきイメージ目標といった要素を、プロジェクト関係者で共有する手段として、ビジュアル・イメージや、素材のサンプルなどを使用するというのが通常のパターンでした。

これは、何よりイメージを文字(特に形容詞表現)で説明しようとしても、その文字からイメージされる雰囲気や世界観は、それを読む個々人で余りにも幅があり、後々収集がつかなくなるからです。

また、我々人間は視覚からの刺激に影響を受けやすい存在であるということや、ワタシが元々はデザインをシゴトとしていたので、ビジュアルで考えを纏めていくという思考パターンが慣れている、とったことも理由ではありますですが。


今回この本を読んでいく中で、物語仕立ての企画書というのも、ビジュアルとは違った魅力を感じました。

今や事業企画にしろ、商品企画にしろ、『顧客の経験のためのデザイン』を意識せずに済むことはまずありません。

この『顧客の経験』にフォーカスする時の表現としては、物語仕立てというのは有効な感じがします。(今度一度使ってみよう。)


スープで、いきます 〜商社マンがSoup Stock Tokyoを作る〜』一読をオススメします。


そうそう、当日の出張の帰路では、関西方面へ行った時の我が家の“お約束”で、『551の豚まん』はしっかりと忘れずに買って帰りましたヨ。


***** 林田 浩一 *****
  
Posted by 林田浩一事務所 at 16:55Comments(0)おすすめライブラリー