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『つくる』に向き合う企業や個人の成長戦略を、「デザイン」や「ブランド」に軸足を置いた事業戦略・商品戦略で支援しています。

モノ/サービス/人・・・いずれにせよ魅力的に『つくる』、そのカギは『企業の創造性×表現力』です。
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2007年08月16日

Sophie Milman に浸り『チーム』を考える

先週末11日の土曜日の夜は、シゴトのあと駆け込みでブルーノートへ。

昨年のコットンクラブから2回目の Sophie Milman のライブでした。

いやいや期待以上に良かったです。 昨年のコットンクラブでのライブの時は、上手いのだけれど『アルバムの曲をそのまま生で歌っている』という感じが強かった気がしますが、今回はそれと比べるとあれからの場数をこなしてきた余裕を感じられ、曲のアレンジやMCも“ライブ”していた印象が強く感じられ、大いに楽しめました。

最終日の2セット目、まさしく最後の最後という回のためか、声の調子は少々お疲れ気味といった感もありましたが、Sophie Milman Band が進化(というよりは、チームとしての熟成か)していたことで、そんな小さな気になるところは吹き飛んでしまい、最後は昨年聴いたときよりは、今回の方が遥かに良かったなぁと満足して帰ったのでした。

といったワタシの感想はこのあたりにして・・・



ワタシは特にJAZZマニアという訳ではありませんが、JAZZのライブの面白さは、今回のようにボーカル・ライブの場合でも、『ボーカル+バックの楽器の演奏』という聴こえかたではなく、ボーカルも楽器の一部として一体に感じる、というところにライブで聴く魅力を覚えます。


このことは我々の仕事にも通じるものが有るようにも思えます。
我々は、企業に属する場合、プロジェクトとして参加する場合など、何らかの『チーム』に参加しています。

『チーム』として最高のアウトプットを出せるときには、ボーカルも楽器の一部と化して聴かせるJAZZライブの演奏と近い状態にあるのかも知れません。


ワタシはといえば、デザインを経営資源として戦略的に活用するためのサポートを、最近は活動のベースにしています。

顧客企業の経営者に、デザインはデザイナーだけがやるものでなく、経営資源として戦略的に活用するために全社で取り組むもの、ということをまずは判ってもらえるか、そしてそのためのマネジメントやプロセスがその企業に定着するか。

時間を掛けて顧客と同じ『チーム』として活動することで、Sophie Milman Band のように進化させていきたいものです。



もし『チーム』のシゴトがあまり芳しくない状況のときには、その流れを止めて渋滞を作っているのは、・・・案外と自分自身かも、という可能性もある訳で・・・

注意、注意ですな。


ほろ酔いで電車に揺られて帰りつつ、ふと考えた夜でした。




***** 林田 浩一 *****
  
Posted by 林田浩一事務所 at 11:30Comments(0)経営資源としてのデザイン活用

2007年08月06日

誰の為のもの?

最近色々なお店で買い物をする度に、『ポイントカードはお持ちですか?』 『メンバーズカードはお持ちですか?』 『無料ですので、お作りしましょうか?』 と言われることが珍しくなくなりました。

企業の立場からすれば、顧客の囲い込みなのでしょうが、消費者の立場から考えると必ずしもベストのサービスとも言えない気がします。

何と言っても、もはや財布の中は “満員” です。 ってワタシだけ?

いやいや先日も、スーパーのレジでワタシの前で支払いをしていた女性が、『確かに持っているのよ!』 『どんなカードだっけ?』 と延々3分くらい財布の中を探していましたから、さほどずれた感覚ではないように思います。

ふと目に入った、その女性の財布は、ポイントカードやらメンバーズカードやらの類でパンパンに膨れ上がっていましたからネ。


ポイントが貯まればそのポイントで買い物ができるのだからと、各社ともにポイントカードを一見顧客へのサービスの様にアピールしていますが、その一方で経営的に見ると値引きの先送り(ある種の負債)という見方もできます。

そう、企業側の都合からすると、間違いなくポイントは使わず貯めてくれた方が明らかに嬉しい。

そのせいか、ポイントカードをレジで出しても 『ポイントはお貯めでよろしいですか?』 と言われることが多いような印象がありませんか?


確かに最初にポイントカードの仕組みを思いついたヒトは、目の付け所が良かったのだと思います。
企業側はポイントを付けることで、その場で値引きをしなくともお得感を訴求し、お客さんもポイントが貯まるのを楽しみに常連のお客になる、というお互いに良い仕組みだったのでしょう。

でも、今やあまりにも同じようなモノが増えすぎました。
企業側の都合の方が眼についてしまい、自画自賛とさえ感じる時もあります。


このことは、商品やサービスの提供者側に我々が立つとき、顧客の状況の変化を常に見落とさないようにしなければならないことを教えてくれます。

『顧客のため』 だったものが、いつ何時 『企業側の都合の押し付け / エゴ / 意味の無い自画自賛』 と変わってしまうかも知れないのですから。


消費者としての自分の視点に立ってみると、ポイントカードの類に関しては、そろそろ画期的なソリューションが必要になってきているようです。

誰か 『何でもポイントカード』 なんてものを作ってくれませんかねぇ。

そうでないとワタシのように財布の中のポイントカードの類を管理することを半ば放棄したヒトは、ポイントカードを持っていないお店で 『ポイントカードはお持ちですか?』 と聞かれる度に、『持っていない』 と答えると 、 『無料ですのでお作りしましょうか?』 と切り替えされるのが嫌で 『忘れました』 といつまでも言わなければなりませんから。 (そうでないと意志の弱いワタシの財布には、“ヤツら”が際限なく押しかけて来そうで・・・)


いやいや、そんな話ではなくて、成功したアイデアは普遍ではないというお話でした。



***** 林田 浩一 *****
  
Posted by 林田浩一事務所 at 22:30Comments(0)経営資源としてのデザイン活用