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林田浩一事務所
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『つくる』に向き合う企業や個人の成長戦略を、「デザイン」や「ブランド」に軸足を置いた事業戦略・商品戦略で支援しています。

モノ/サービス/人・・・いずれにせよ魅力的に『つくる』、そのカギは『企業の創造性×表現力』です。
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2008年11月09日

誰がウレシイ?

先週から今週にかけては、「東京デザイナーズウィーク2008」「グッドデザイン賞(Gマーク)の決定」と興味深いイベント続きでした。



ご存知のない方の為に、さらっと両イベントの概要を書くと以下の様な感じでしょうか。


【東京デザイナーズウィーク】

公式サイトでは、「今年で23年目を迎え、国内外のデザイナーや企業、大使館、学校などが参加する、日本最大級のデザインイベントです。」と紹介されています。


実際に行ってみると、ビジネス目的の出展者から学生のプロジェクトの展示までという、お祭り色のあるイベント。

従ってこちらのイベントに出ているものは、我々が買うことができるものもあれば、買うことができないないものもあります。

アイテム的には、インテリア関連多し。



【グッドデザイン賞(Gマーク)】

こちらの公式サイトでは、「グッドデザイン賞は、1957年にスタートした、わが国で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みです。」とあります。


こちらは、今年発売された買うことができる商品が対象です。

アイテムも巨大なビルなどの構造物から雑貨のような小さなものまでと多彩で広範囲な商品が対象となります。

今年の大賞は、『トヨタiQ』でした。

その他今回のグッドデザイン賞候補の中で、個人的に最も興味を持ったのが、イトーキの『LANシート』

シートの上にPCを置くとLANにつながるという、無線LANと有線LANの良いとこ取りみたいな商品ですが、こういう色々なシーンで使えそうなものには、ついつい注目してしまいます。



今年のデザイナーズウィークの方は終わってしまったので、リアルで見ることができるのは、また来年ということになりますが、公式サイトのレポートページ(http://www.design-channel.jp/pubTdwReportList.do )で雰囲気を見るのも良いかもしれません。


もう一方のグッドデザインの方は東京ミッドタウン・デザインハブにて、2008年10月9日(木)〜12月7日(日)の期間で「GOOD DESIGN EXHIBITON 2008」というイベントが行われていますから、今年のグッドデザイン賞に触れることができます。

ワタシも足を運ぶつもりです。



さて、今年の東京デザイナーズウィークの会場へは、11月2日の日曜日に出掛けてきました。

入場までの仕組みは相変わらず整理されておらず、いきなり『まずはここをデザインしようよ・・・』と感じるのは昨年同様で残念。


やれやれと思いながらも会場内に入ってしまうと、玉石混合、混沌としている世界が見て回っているて面白くもあり、自分の刺激にもなります。


コンセプチャルなもの、売る気まんまんのブース、大使館のバックアップありの綺麗なブースをデザイン産業の紹介的に出す国、販売代理店募集の海外デザイナー、製造パートナーを探すためにプロトタイプを展示するブース、デザイン系の各学校の学生展示ブース・・・・

学生もプロも同じ会場で参加しているというのも、このイベントの場のエネルギーのひとつでしょう。


ただ中には、『それは誰が嬉しいの?』と感じるものも。
う〜ん、モッタイナイ・・・・

デザインはビジネスの中で上手く活用すれば、モノやサービスの送り手側の人たちと受け手側の人たちの両方に、『イイ気分』を創り出すものだと考えているので、『誰が嬉しいのか』『誰のためのものか』といったことは常に気になってしまいます。

だから、コンセプトやマインドセットは重要。そして同じくらいにスタイリングも重要。


商品やサービスは、『嬉しくさせたい誰か』を起点に企画を組立てていくと、提案すべきコンセプトと採用すべきスタイリングの『カッコイイ』の定義も決まってくる、ハズ。

会場をぶらぶらと歩きつつ、そんなことがアタマの中でチラリチラリと見え隠れしていました。


デザインができることは、まだまだ多くありそうです。

デザインを『カッコを整えるためのもの』ではなく、『企業の内外への、企業活動の表現力』と位置付けると、デザインの目標も、ファイナンス面ではROICを向上させWACCを減らし企業価値を高める、ということへ繋がっていると思えてきませんか。


成果を得ることが出来るか否かは、経営戦略に事業の表現力としてのデザインをどう組み込むかという経営者の考えが、まずはスタートラインです。

起業を考えている方や経営に関わる方が、時にはこの様なデザイン関連のイベントに足を運ばれることはお勧めです。




***** 林田 浩一 *****
  
Posted by 林田浩一事務所 at 17:45Comments(0)経営資源としてのデザイン活用